概要
Ubuntu (18.04 LTS) に AWS CLI 2 のインストールして認証情報を設定するまでのメモです。
AWS CLI のインストール
今回は、以下のページをもとに AWS CLI のバージョン 2 をインストールします。
Linux または Unix での AWS CLI バージョン 2 のインストール - AWS Command Line Interface
1. インストールファイルをダウンロードします。
$ curl "https://d1vvhvl2y92vvt.cloudfront.net/awscli-exe-linux-x86_64.zip" -o "awscliv2.zip"
2.unzip
コマンドで解凍します。
※unzip
コマンドがない場合は、別途インストールしてください。
$ unzip awscliv2.zip
3. 解答が終わったら、そのファイルのインストールコマンドをたたきます。
$ sudo ./aws/install
You can now run: /usr/local/bin/aws2 --version
4. インストールが完了したら、AWS CLI のバージョンを確認します。
バージョンが表示されたら、インストール成功です!
$ /usr/local/bin/aws2 --version
aws-cli/2.0.0dev2 Python/3.7.3 Linux/4.15.0-1056-aws botocore/2.0.0dev1
5. zip ファイルはゴミなので削除しておきます。
$ rm ./awscliv2.zip
AWS CLI の設定
AWS CLI のインストールが完了したら、認証情報の設定をします。 AWS CLI の設定 - AWS Command Line Interface
以下のコマンドを入力すると、アクセスキー、シークレットアクセスキー、リージョン、出力形式の4つの情報の入力が求められるので、答えていくだけで設定が完了します。
$ aws2 configure
AWS Access Key ID [None]: <Your AWS Access Key>
AWS Secret Access Key [None]: <Your AWS Secret Access Key>
Default region name [None]: ap-northeast-1
Default output format [None]: json
アクセスキーとシークレットアクセスキー
AWS Access Key ID
とAWS Secret Access Key
は、ユーザーの AWS 認証情報です。
AWS コンソールの「マイセキュリティ資格情報」から取得しておきます。
リージョン
Default region name
は、デフォルトでリクエストを送信するサーバーの AWS リージョンを指定します。
最寄りのリージョンを指定すればよいので、今回はap-northeast-1
(東京)を指定しています。
リージョン、アベイラビリティーゾーン、および ローカルゾーン - Amazon Elastic Compute Cloud
出力形式
Default output format
は、結果の形式を指定します。
以下の3種類が指定できます。(指定しなかったらjson
になる)
json
: JSON 文字列形式で出力されます。text
: 複数行のタブ区切り文字列値の形式で出力されます。出力をテキストプロセッサ(grep、sed、awk など)に渡す場合に便利です。table
: セルの罫線を形成する文字列 +|- を使用して表形式で出力されます。
情報は他の形式よりも読みやすい形式で表示されますが、プログラムとしては役立ちません。
認証情報の設定が終わると、以下のファイルに情報が書き出されるので確認しておきます。
~/.aws
`-- config # リージョンと出力形式
`-- credentials # アクセスキーとシークレットアクセスキー